要約
この課では、関数の概念をその定義域と値域とともに導入し、一つの実変数の代数関数、すなわち変数から和、差、積、商、累乗、累乗根によって得られる関数を学ぶ。式で定義された関数の定義域を求める方法と、簡単な場合に値域を計算する方法を扱い、累乗と累乗根のグラフを調べ、関数を代数関数と超越関数に、代数関数を多項式関数、有理関数、無理関数に分類する。
学習目標
- 関数の定義を述べ、それぞれの場合に定義域、終域、値域を区別する。
- 式で定義された代数関数の定義域を求める。
- 変数について解くことにより、簡単な代数関数の値域を計算する。
- 単調性と偶奇性をもとに、自然数を指数とする累乗と累乗根のグラフをかく。
- 関数を多項式関数、有理関数、無理関数、超越関数のいずれかに分類する。
変数と代数式
変数とは、数を書き込むことのできる場所を表す記号である。実数には伝統的に文字 、、 が使われ、文字 はふつう複素数のためにとっておかれる。多くの変数が必要なときは添字を用いる:。
代数式とは、変数と実数から、有限回の和、差、積、商、整数を指数とする累乗、累乗根によって作られる式である。たとえば:
代数式は変数のすべての値に対して意味をもつとは限らない。たとえば一つ目の式は、 が負のときには平方根が存在しないので意味をもたず、 が零のときにも零で割ることになるので意味をもたない。どこで意味をもつかを正確に定めることが、関数の研究が提起する最初の問題である。
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